2008年12月7日日曜日

「赤い糸」史上初の試み!



ケータイ小説で大ヒットした(らしい)「赤い糸」が
フジテレビの手によって史上初の試みがなされます。

テレビと映画の同時放映・公開するというもの。

今まで「踊る大捜査線」みたいに
まずテレビドラマを先行して放映し、
視聴率が高まってきたことを担保に
少ないリクスで映画化に移行するという手法が
なされてきました。

この手法はリスクが少ないばかりか
テレビ局の持つ協力なメディアパワーを
映画のプロモーションにもそのまま活かせる
まさに鬼に金棒の盤石な戦略です。

今回は同時に放映するということで
ヒットしたら爆発的でしょうけど、
ダメだったら大損するという
ハイリスクハイリターンなもので
「踊る〜」とは似て非なるものです。

でも同時がゆえの工夫も施されています。
以下、日経MJより転載。

構成は「ドラマの続きは映画で」という単純なものにしてはいない。
全11話のドラマの1−2話は映画の話以前のエピソード、
3−9話は映画と同じ時間軸を違う視点から描く表と裏の話で、
映画ラストシーンを受けた10−11話で完結する。
ストーリーを2つのメディアの間で意図的に行ったり来たりさせつつ、
1つの世界観を表現する試みだ。


新しいクロスメディアの形ですが、 ややクロスしすぎて複雑すぎる気もします。。。


ましてや、ターゲットは中高生。
テレビ離れが進む世代です。

この試み吉と出るか凶と出るか、
結果が気になるところですね。

でも、こういった試みができるのは
テレビと映画が仲良しなフジテレビならでは。
TBSでは絶対できないでしょうね。。。

なにせテレビと映画が同一キャスト・スタッフなのですから。
気合いが入っていますね。