2008年12月16日火曜日

「折れない心の作り方」斎藤孝。



最近の若い人たちは心が簡単に折れてしまうと言われています。
かくいう僕も、いともあっさりと折れてしまいがち。

なんとか、
強くならないものかと、そっち系の本をあさっている自体、
なんとも弱っちい感じもしますが、それが現実なんで。。。

で、「世界一受けたい授業」でおなじみの斎藤孝先生の
本を読んでみました。

その名も「折れない心の作り方」。

内容はと言えば、さすがは斎藤先生、
大変示唆に富んだ本です。

その中でも印象に残った部分を一部抜粋しちゃいます。
中途半端な自尊心というのが気になっている。
(中略)自信はないが、自意識は過剰なほど持っていて、
他人からの視線(評価)を終始気にしている。
そんな中途半端さを私は憂いている。
プライドが自分の力にならないからである。
簡単に心が折れてしまう原因の一つとして、
欲望の薄さ、浅さがあると私は考える。
欲望に火がつくことで、それが原動力となる。

なるほど。
このタイプの人って結構いますね。
何せ、僕がまさにこのタイプ。。。
どーも、欲が薄いんです。自意識過剰なくせに。。
出世欲とか金銭欲とかがまるでないんです。。。
ないというよりも、それがないということが美意識みたいな
状況になってます。

今後、心が折れにくくなるように、
もう少し強欲な人間になる必要があるんでしょうね。


もう一つ、アイデンティティというコトバの概念について。
アイデンティティとは、独自の個性をアピールすること、
発揮することではない。一個の人格として自分が他者と
つながっている要素を尊重するなかで、自己を自己として
確信することだ。

だからこそ、他者との<関係性>や自己の<一貫性>が大切なんだそうです。


しかし、分かったところで、直すのには随分と時間がかかりそうですね。。。