2008年10月30日木曜日

語彙力。

僕は元々理系出身なので、
語彙力には全く自信がありません。
(まあ、そもそも理系と文系に分けること自体が
 ナンセンスだという、養老先生や茂木先生の声が聞こえてきそうですが。)

正直、理系出身だから数学的思考で勝負できればいいんだと
開き直っていましたが、そう言っていられるのにも限度があります。

僕は広告会社でプランナーをやっており、
日々、企画書を書いたりプレゼンテーションをしたりするわけで、
本質的な発見や洞察が最も価値あるものなのですが、
そういったものが連発するはずもないわけで、
(なぜか、北の国みたいな文体なわけで)
そんなときに、
自分が考えている些細なことを
正しく表現するためには語彙力が
説得力を大きく左右します。

僕は理系出身だから語彙力がないのは当然で、
それは今まで育ってきた環境の問題だと
思っていたのですが、そういうわけではないんですね。

仕事をしていて、
この人は語彙力があるなあという人に
思い切って聞いてみました。

「どうしてそんなに一杯言葉がでてくるのですか?」

まあ、たいした答えは期待していなかったわけで、
きっと、無意識のうちにこうなったんだとか
言われるんだろうなとあらかじめ答えを用意していたのですが、、、



違いました。


その人は努力していました。




日々、主要新聞、雑誌、エッセイなどで、
良い言い回しだなと感じたものはすべて
クリッピングしておいたのだそうです。

それを繰り返すうちに語彙力が
少しずつ増えていったのだそうです。

なるほど、偉いもんだなあ〜。

その人は努力した今でも語彙力が足りないと
悩んでいます。

こうなったら、
語彙力強化月間として頑張ろうと
エクセルに、仕事上気になった言葉を記録するようにしました。

ちょっと時間が経って、
数がまとまってきたら、
公表しようと思います。