2008年11月8日土曜日

飲んでCMの話。

広告業界の仲間と飲むと、
途中で広告の話になることが多いです。

そもそも、好きでこの業界に入った人が多いわけですから
無理もありません。

今日もそういう仲間とお酒を飲んでいて、
気になるテレビCMの話をしていました。

WEBの台頭によるものか?はたまたクロスメディアという
コトバや概念が流行っているからか分かりませんが、
最近のテレビCMで印象に残っているものが少ないことに
驚きました。

では、昔のCMで気になるものは?

考えてみれば僕は、
割と情動的なものに流され易い性格で、
記憶に残っているのが
そういう類いのものが多いことに気がつきました。

それぞれのメディアで役割があるわけですが、
やはりテレビCMにおいては情動刺激をするような
表現が力を発揮するのではないでしょうか。

ということで、
飲みの席の復習です。



懐かしいです。
王道ですが、駅という場所を劇的なステージに変えてしまった
このCMは素晴らしいと思います。




一生懸命。
だからこそ、
恥ずかしい過去。
美しいまでの青春を
ポカリスエットが
きちんと受け止めている
その感じが好きです。




夫婦はお互いにそれぞれの人生を不器用に全うしつつも
家庭という場所に戻ってきて、
そこには待っている人がいて、
安心できる時間があるわけですね。

でも、夫婦というのは元々他人で、
結婚したからといってやはり血がつながるわけではないのです。

だからこそ、ちょっとした秘密やささいなすれ違いがあるわけです。

月桂冠というお酒はそうした2人の間にある僅かなズレを
埋めてくれる優しいお酒なんだということをきっと
伝えたかったのでしょう。




いわずとしれた名作。
広告仲間を業界へと導いた記念すべき作品。




不倫?




機能を一切言わずに、
情緒的に割り切って伝えた点が素晴らしいです。
曲が完璧にマッチしてます。




いい広告は、
短い時間の中に過去と未来が現在以上に盛り込まれていますね。




過去と未来。
これもまたしかりですね。




「嘘はついてもバレるものです。」
杉山登志さん追悼のCMでもあります。




ちょっとワザとらしいところもありますが。。。



しかし、、、
Youtubeってすごい!